安価で手軽にヴェポライザーデビューできるHERBSTICK ECO FyHit Eco-Sを徹底レビュー!
ヴェポライザーに『タバコ代の節約』を求める人も多いのではないでしょうか?
繰り返される増税で2018年にはついに500円台に突入しました。1日1箱計算で月15,000円とかなりの経済的な負担になるので、ヴェポライザーに移行する人が増えています。
タバコ代の節約目的でヴェポライザーを始めるにも、あまり高価なヴェポライザーでは節約が遠のいてしまいますよね……。
ヴェポライザーはざっくり金額で分類できます。
- ハイエンド :15000円以上
- ミドルレンジ:6000円-15000円程度
- ローエンド :6000円以下
話をFyHit Eco-Sに戻して、その特徴を簡潔にまとめてみます。
- 安価:4000円前後
- シンプルな使い勝手
- メンテンス(掃除)もしやすい
- セラミックチャンバーなめらかな喫味
- 6段階の温度調節機能
- くわえ心地のいいマウスピース
目次
FyHit Eco-Sの使い方・使用感レビュー
FyHit Eco-Sの使い方は基本的には簡単ですが、加熱開始に若干のクセがあります。
- Step.1シャグを詰める
マウスピースを外し、シャグをチャンバー(加熱部)に詰めます。
※マウスピースの脱着は、真上に引っ張るだけでOKです。シリコン製のOリングで接続しており、ネジ式ではありません。
- Step.2電源オン・バッテリー残量表示電源ボタンを3秒長押しで、白色LED5回点滅とともに、電源オンに切り替わります。
点滅終了後、LEDが点灯に切り替わります。この時のLEDの色がバッテリー残量表示です。白:50-100%、青:20-50%、赤:0-20%
このバッテリー残量表示は、自動で終了しません。Step.3の加熱開始に進むか、再度3秒間の電源ボタンを押すことでオフにする必要があります。
※バッテリー残量表示と加熱表示のLEDが機能的にも色としても重複しているため、少し混乱を招く作りにはなっています。
- Step.3加熱開始電源オンの状態(バッテリー残量表示時)に2回電源ボタンを押すことで、LEDランプが点滅(水色)とともに加熱開始します。
LEDランプが点灯に切り替われば、吸い始められます。
- Step.4温度切替加熱中にさらに2回電源ボタンを押すことで温度を切り替えることが可能です。
LEDランプの色で設定温度が判断できます。
水色:169℃以下、青色:170-179℃、緑色:180-189℃、紫色:190-199℃、黄色:200-209℃<赤色:210℃画像の一番下、赤ランプから更にもう2回電源ボタンを押すと、水色に戻ります。
少し覚えにくいですが、低い温度=青、高温=赤と覚えておけば、ざっくり判断できると思います。
- Step.5電源オフ加熱開始10分か、電源ボタン3秒長押しで電源オフになります。
加熱終了後は、マウスピースを外し、チャンバーからシャグを取り出します。ちなみに、シャグポンはできませんでした。(構造上、チャンバーの内径よりも、マウスピースの接続部である開口部の内径が小さく、要は出口のほうが狭い作りになっています。そのため、シャグポン出来ないのではないかと想像されます)
FyHit Eco-Sの使い方は、基本的には簡単なものの、電源オン⇒バッテリー残量表示⇒加熱開始で似たようなLEDランプが使い回されているため、若干混乱します。(私だけかもですが、、、購入当初あまり説明書を読まず使っていたら、ランプ点灯しているのに加熱されてないなー、ってなことがありました。↑にも記載したとおり、バッテリー残量表示です。更に2クリックして温度設定をしてから加熱開始される仕様です。)
ドローはやや重ためで、MTL(口吸い)もDL(直肺吸い)もどちらでもいける重さです。
ヴェポライザーは紙巻きのタバコと異なり、やや間隔を開けて吸ってあげる必要があり、スパスパ吸うと味が追いついてきません。そのため個人的には、肺に直接ゆっくりと吸い込む吸い方(DL)のほうがオススメですが、本機種に関しては、高めの温度設定でスパスパ吸うことも可能です。
FyHit Eco-Sならパパっとニコチン摂取という使い方も可能です。
喫味はいいものの、ややピークが短い印象で、加熱後4分程で味わいが落ちてきて、7分程度でほぼ味わいは無くなってくるように感じます。味わいが落ちてから温度を上げて使用しましたが、雑味が強くなり、個人的には5分程度の使用で十分かなといった使用感です。
また、使用中にやや熱を持ちやすく、本体上部のチャンバー付近は触れない程ではないものの、ホッカイロくらいには熱くなります。
後述しますがメンテンス性はそこそこいいです。
FyHit Eco-Sの総論としては、やや使い勝手に難があるものの、4000円以下の価格帯で手軽に使えて、メンテンス性も高いため、始めてのヴェポライザーの1台として悪くありません。ただ、予算が1万円程度まで許されるのであればSTARRYなんかを選んだほうが、正直なところ機能面や喫味などは上がると思います。
FyHit Eco-S | |
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ブランド名 | CigGo(FyHit) |
加熱方式 | コンダクション |
加熱温度範囲 | 169-210℃(6段階) |
加熱リードタイム | 約35秒 |
セッション数 | 約10回 |
セッション時間 | 10分 |
バッテリー容量 | 2200mAh |
バッテリー交換 | 不可 |
サイズ | 24.5×2.4×2.4cm |
重さ | 107g |
価格帯 | 4000円以下 |
備考 |
HERBSTICK ECO FyHit Eco-Sの同梱物一覧
FyHit Eco-S本体×1、クリーニングモール×5本、クリーニングナイフ×1、クリーニングブラシ×1、予備のマウスピース×1、マイクロUSBケーブル×1、日本語対応取扱説明書×1
特段解説が必要な付属品はありませんが、クリーニングナイフに関しては用途が不明です。
クリーニング方法に関しては以下をご参照ください。
FyHit Eco-Sクリーニング方法/マウスピース
FyHit Eco-Sのクリーニング方法もお手軽です。
マウスピースを外した状態で付属のクリーニングブラシや綿棒で掃除します。
マウスピースのシリコンパーツも外すことが可能で外すとニコ汁が付いているばあいもあるので、プラスチック部はたまに洗浄した方が喫味を維持しやすいです。
一部レビューではマウスピースが折れるなど破損してしまうこともあるらしいです。交換用も初期付属でスペアが付いていますが、Yahooショッピングには別売りがあります。
チャンバー(加熱部)はセラミック製のため、汚れがこびり付きにくくシャグの取り出し後もサラッとしています。ただ、開口部が狭くなっているためかシャグポンは出来ません。
毎回のメンテンスは不要ですが、通気口にもクリーニングモールを突っ込んで掃除可能です。
画像にも少しだけ写っていますがシャグの破片が下に落ちています。
FyHit Eco-Sとシャグとの相性
FyHit Eco-Sの喫味はやや軽めに出る傾向があります。
私自身強めのキック感やシャグとの相性によっては、むせてしまうこともあるのでFyHit Eco-Sは程よい吸いごたえだと感じます。
相性がいいと感じるシャグとしては、チェの黒、コルツクリアメンソールなどが好みです。
どちらもメンソール系のシャグとしては少し強めのメンソールとフレーバーで、FyHit Eco-Sでも十分な吸いごたえを実感できます。
総評としては、FyHit Eco-Sはヴェポライザーを使い慣れた人にとっては用途が薄い機種ではありますが、IQOSやgloなどの加熱式からの移行に最適な1台だと言えます。
コルツクリアメンソールなどであれば、IOQSのメンソールとも近しい吸いごたえやキック感を実現できます。当然、ヴェポライザーなので圧倒的に節約に繋がるので、gloやIQOSを使っていた人が本体も安く抑えたい人にとって最適な選択肢だといえます!
もちろん、もっとコダワリを持ちたい人、ステップアップしたい人、値段もあまり気にしない方であれば、その他のヴェポライザーという選択肢もありです。もし、様々な観点からヴェポライザー選びをしたい方は、以下のランキングも参考にしてみてください!
FyHit Eco-Sの充電とバッテリーに関する注意点
本体の通電ボタンの近くにあるマイクロUSBの充電ポートに差し込むだけなので充電方法自体は簡単です。
ただ、本製品は取扱説明書にも記載の通り、5V 1A以下での充電を守る必要があります。
取扱説明書に内蔵バッテリー18650、2200mAhと記載があり、そこそこ大容量のバッテリーを使用した機器です。
1A以下のACアダプターを使用するか、パソコンのUSBアダプター経由での充電が無難です。(パソコン経由であれば0.5Aもしくは0.8A程度までの電流となるため、基本的には安心です。)
また、過放電にも注意が必要です。
If you are not using the product,suggest charging device regularly once a month for storage. As discharge battery makes the device defective.
意訳してみます。
本製品を使用しない場合、月1回は充電をしてください。完全放電したバッテリーは機器に欠陥をもたらします。
本製品に関わらず、ヴェポライザーや電子タバコに使用されているリチウム電池は、放電した状態で放置するとバッテリーが破損します。最低電圧になると機器それぞれに放電を停止する保護装置が組み込まれていますが、万が一を考えると定期的に充電したほうが無難です。
FyHit Eco-Sに関しても定期的な充電をするようにしましょう。
故障:分解不可なのでシャグにリキッド使用は要注意
先程の充電時のアンペアの注意点のほか、FyHit Eco-Sを故障させないための注意点として、リキッド使用です。
IQOSなどの加熱式に関しては、グリセリンなどが添加されているとされ、ミスト量が多いです。ただ、シャグに関しては基本的に添加されていないため、ミスト量が少ない傾向があります。VAPE用のグリセリンなどを添加する使い方もありますが、チャンバー内部に入り込むと故障の原因となるため、出来る限り避けたほうがいいと思います。特にチャンバー下部(チャンバー下部の穴の下)は分解できないので、リキッドの使用はあまりオススメできません。
一応、チャンバー下部の通気口にクリーニングモールを差し込むとある程度は掃除可能ですが、届かない部分がどうしてもあります。
グリセリンやリキッドを添加しなくとも、ヴェポライザー特有の吸いごたえや味に慣れてくるとミスト量が少なくても問題なくなります。
もしどうしてもリキッドを使いたい場合は、FyHit Eco-Sのチャンバーにシャグを入れた状態で直接リキッドを添加するのではなく、事前に手巻きしたシャグなどにリキッドを事前に添加しておいてから使用したほうがチャンバーの焦げやニコ汁がチャンバー下部に入り込みにくくなります。
Herbstick Ecoのドリップチップ
ヴェポライザーはシャグとの相性や使用温度、体質などによってむせることもありますが、対策として手巻き用のフィルターを使うことで予防することもできます。(少し味が落ちるので私は使わないですが、、、)
初期付属のドリップチップはフィルターなどを接続できません。以下のリンクで手巻き用のフィルターなどを接続できるドリップチップが売られています。
、、、が、売り切れです。。。
楽天などでも確認しましたが売られていませんでした。
再入荷されるかもしれませんので、一応リンクを掲載します。
Herbstick Eco用ドリップチップ
当サイトヴェポライザーJPでは多数の機種を比較した記事もご用意しています!ぜひヴェポライザー選びの参考にしてみてください。