Davinci IQ 使い方&レビュー!掃除は大変なものの至上の喫味

Davinci IQ(ダヴィンチIQ)は2016年の発売からかなり経過しており、長く愛用している人も・複数台持ちのツワモノもいるヴェポライザーですので、レビュー自体は今更感があります。

ただ、2018年10月のたばこ税の増税からヴェポライザーに興味を持つ人が増え、喫味に定評のあるDavinci IQに興味をお持ちの方も増えているように思います。Davinci IQはアプリ連携やメンテ(掃除)に難があるので、使い方や細かいメンテのコツなどを備忘録的にまとめていきます!

IQは、国内での流通価格3万円前後とヴェポライザーとしては高価な部類に属します。
実際のレビューに入る前に、IQの購入を迷っている方向けに、、、

迷う理由が「値段」なら買え、買う理由が「値段」ならやめておけ』(ネットでよく見かける言説ですが、出典は不明のようです)

まさにIQにピッタリの言葉です。

こんな人にDavinci IQをオススメしたい
  1. 喫味にこだわりたい方
  2. より深くシャグを楽しみたい方
  3. 長いセッション時間をじっくり楽しみたい方
  4. デザイン性の高い1台が欲しい方
  5. アプリ連携で細かいカスタマイズを楽しみたい方
  6. ややピーキーで手間はかかるメンテにもじっくり向き合いたい方

これらのコダワリや好みを追求したい方にとってDavinci IQはぜひ手に取りたい不朽の名作ヴェポライザーであることは間違いありません。

DaVinci IQのハンドチェック画像
3万円程度と高価格なヴェポライザーではあるものの、ミドルレンジ帯のヴェポライザーを複数購入して、沼にハマってしまうよりもトータルのコスパは良くなる可能性も高いです。10年メーカー保証付きで米国に送る必要はあるものの長く使用でき、シャグによる節約効果も考えれば、他の機種に目移りしなければ1年もすれば元は取れる計算になります。

趣味嗜好品であるヴェポライザーですので、万人に最高の体験をもたらす機種は存在していませんが『迷う理由が「値段」なら買え』、そんな言葉がぴったりな1台です。IQが欲しくて、価格だけが悩みポイントで、先程のIQをオススメする方に合致するのであれば“買い!”です。

前置きが長くなりましたが、基本的な使い方からレビューしていきたいと思います!

使用感・レビューをチェックしたい方は以下から移動できます。

Davinci IQの使用感レビュー

Davinci IQの使い方

本章は基本の使い方を中心とし、アプリ連携での使い方は後述しています。

  • Step.1
    シャグ詰め
    IQのシャグ詰めは好みによってかなり差がでるようです。
    個人的にはフワッと目に詰め、フタを一旦閉めることでジルコニアボールで軽く抑えて、チャンバーのフチに届かないようであればもう少し詰めるを1−2回繰り返します。私はメイン使用がメンソール系(チェ・緑/黒、コルツクリアメンソール)なため、雑なシャグ詰めでもそこまで喫味に差が出にくいです。
    davinci-iqのチャンバー画像

    davinci-iqのシャグ詰め
    シャグの量はギチギチに詰めた時の喫味が好みの人もいるようですが、個人的にはフワッと軽め詰め+ジルコニアボールで押し込み×1-2回がベストなように思っています。

    特にフラットマウスピースを使っている場合は、ギチギチに詰めると吸い込みにくくなります。

  • Step.2
    電源オン・加熱開始
    電源ボタン5クリックで電源オン(バイブ)とともに加熱開始
    設定の加熱温度に達するとバイブでお知らせ

    ※初期起動:スマートパスモードで起動(4段階)⇒プラス/マイナスボタンで1-4に切替
    davinci-iq:スマートパスの1-4の設定方法/変更方法の図解

    1. スマートパス1:177-188℃
    2. スマートパス2:188-199℃
    3. スマートパス3:199-210℃
    4. スマートパス4:210-221℃

    ※スマートパスは時間経過とともに加熱温度を上昇させるモードです。上記温度は初期設定温度ですが、アプリ連携で溫度と溫度可変タイミングを調整可能です(後述)

  • Step.3
    スマートパス/温度モード切替
    電源オン/加熱中:電源ボタン1クリックでスマートパス/温度モード切替
    温度モード、スマートパスの切り替え

  • Step.4
    摂氏(℃)華氏(F)切替
    電源オン/加熱中:電源+プラス+マイナス3ボタン同時押し
    電源オン/加熱中:電源+プラス+マイナス3ボタン同時押しで摂氏(℃)華氏と(F)の切替
    同時押しすると、CもしくはFが一瞬表示され、温度表示が切り替わります。
    ※初期設定:華氏(F)モード

  • Step.5
    バッテリー残量表示
    バッテリー残量は、電源オン時に1秒程度表示されますが、以下の方法で確認することも可能です。

    電源オン/加熱中:プラス+マイナス2ボタン同時押し

    ※5段階のバッテリー残量表示
    ※バッテリー残量が減るとバイブでお知らせ(短い3回のバイブ)+LED表示

  • Step.6
    LEDの明度調整

    電源オン/加熱中:電源+プラス2ボタン同時押しor電源+マイナス2ボタン同時押し

  • Step.7
    ブーストモード

    電源オン/加熱中:電源ボタン長押し⇒ブーストモードに切替

    ブーストモードに切替えると電源ボタン長押し中だけ温度上昇、離していると温度下降

  • Step.8
    加熱途中の中断

    電源オン/加熱中:電源ボタン5クリック⇒強制停止

  • Step.9
    加熱終了
    電源オンから10分経過するとバイブとともに自動で電源オフ

こう書き連ねてみますと、Davinci IQの使い方は複雑なように思われるかもしれませんが、私は基本スマートパスの2か3で、その他の設定も基本は使わないので、特に面倒ではありません。反対にこだわり派の人にとってはスマートパスの加熱温度・タイミングを調整するといった細かなカスタマイズが可能な点は嬉しいと思います。

Davinci IQのスペック

IQ Vaporizer
ブランド名 DaVinci
加熱方式 コンダクション
加熱温度範囲 121-221℃
加熱リードタイム 約40秒
セッション数 約7-8回
セッション時間 10分
バッテリー容量 3500mAh
バッテリー交換 可(18650)
サイズ 8.7×4.3×2.4cm
重さ 146g
価格帯 約30000円
備考 セッション時間固定(10分)

満充電からのセッションは約7-8回と少なく見えますが、1回のセッション時間が10分のため、他機種(5分)に換算すると実質約15セッション程度と比較すると平均的なセッション数です。また、セッション時間(10分)は固定のため、途中中断したい場合は電源ボタン5クリックで停止させるほかありません。

Davinci IQ同梱物

Davinci IQ同梱物一覧画像
Davinci IQ本体(フラットマウスピース+フレーバーチャンバー+18650バッテリー)、クリーニングワイプ、キャリー缶、マウスピース、ステッカー、取扱説明書(英語)、クリーニングブラシ、キーチェーンツール、USBケーブル

Davinci IQの掃除・定期メンテの方法

IQはバラせる箇所が多く、掃除出来る箇所が多めの機種ではあります。

  • 洗浄が必要な場所が多い
  • 掃除しにくい分解不可な箇所がある

それぞれのメンテ方法を確認してみましょう。

IQのバラせるパーツの掃除方法

バラせる箇所は、上から順にマウスピース(+シリコンカバー)、フレーバーチャンバー(フタとフレーバーチャンバー)、バッテリー、ピックツール
IQのバラせるパーツの掃除方法
※当然ですが、バッテリーは洗浄できません。

このバラせる箇所を一時期、中性洗剤で洗浄していました。
ただ、メーカー公式のCleaning動画(英語)では、ぬるま湯に一昼夜つける洗浄を推奨しています。ただ、ぬるま湯では洗浄に不安がありました。

よくよく取扱説明書を確認してみたところ、以下の記載を見落としていました。

All removable parts can be disassembled for optimal cleaning. Immerse all pieces in isopropyl alcohol overnight, rinse thoroughly with clean water and dry before reassembling.

『取外し可能なパーツは、一晩イソプロピルアルコール(イソプロパノール)に漬けたのち、水で洗い流し自然乾燥』とのこと。

イソプロピルでOKでした。ただ一晩ってのは現実的でないと思います。

分解可能なパーツの洗浄
  1. 軽く水洗いした各パーツをジップロックに入れる
  2. イソプロピルアルコールを適量入れる
  3. 軽く1-2分シャバシャバ
  4. 流水で流しておしまい

※シャバシャバ時に各パーツがぶつかり合って傷がつくと嫌なので、軽くジップロックの上から各パーツをかるく抑えて、イソプロピルの水流だけ動くようにシャバシャバしています。

慣れれば、ササッと5分といったところでしょう。この掃除で各パーツの臭いもほぼ除去できます。

IQ掃除の頻度

特にフレーバーチャンバー内は、粉シャグとニコ汁でかなり汚れます。5-10セッション程度でベトついた汁だらけに……。
davinci-iqのフレーバーチャンバー内は10セッション程度でかなり汚れる
シャグや温度設定によっても異なるかもしれませんが、10セッションもするとフラットマウスピース上に薄っすらニコ汁が染み出してきます。

理想は5セッションごと、最低でも10セッションに1回は掃除が必要ではないでしょうか。同じ機種でもメンテの頻度は個人差があると思いますが、IQを常用する以上、1日1回は掃除が必要だと思います。(具体的な掃除方法は一つ前の『IQのバラせるパーツの掃除方法』をご参照ください)

IQはパーツが多めで手間がかかるものの、FENIXやC-VAPOR3、Black Mamba(BLK)などもマウスピース部分の洗浄は10-20セッション毎くらいには必要なのでヴェポライザーを使う以上ある程度付き合っていかねばならない掃除の手間のレベルだと思います。

フレーバーチャンバーとチャンバー間の掃除

チャンバー(加熱部)とフレーバーチャンバー側の接続部にはシリコン製のパッキンがあります。(この箇所は、DaVinciの公式サイトを確認すると“silicone gasket=シリコン製の継ぎ目”と表記されています)

ガスケットは、構造に気密性をもたせる固定用のシール材を指すようで、フレーバーチャンバーとチャンバー側の気密を保つための機構だと見られます。
IQのフレーバーチャンバー下に存在するガスケット下部には掃除が行き届かない部分がある
シリコンパッキン(ガスケット)は取り外しが不可能で、この裏側にシャグの欠片やベトつき・炭化したシャグ片が堆積していきます。この堆積を放置するとカリカリの塊になっていきます。

この箇所のカリカリをピンセットなどで無理矢理掃除してパッキンに傷をつけてしまったという口コミも散見されます。

デリケートかつ、掃除もしにくい箇所ですが、臭いや喫味の劣化原因なので定期メンテナンスが必要です。
ガスケット部分の詳細説明画像
青で塗った箇所がガスケット下部に空間が存在しています。

この箇所の掃除に最適なのはベビー綿棒です。

ベビー綿棒であればフレーバーチャンバー下の直径、ガスケット部分の空間よりも細いので、綿棒の先端を軽く『くの字』に捻じ曲げてシリコンパッキンの届かない箇所を掃除できます。汚れがひどい場合はイソプロパノール(イソプロピルアルコール)をかるく浸しています。

davinci-iqのガスケット下をくの字に折り曲げた綿棒で掃除する

こんな感じでガスケット下の汚れが取れます。
davinci-iqガスケット下から取れた汚れ

ジルコニアボールやチャンバー内もイソプロパノールを浸した綿棒で軽く拭いてクリーニング完了です。

各パーツの洗浄、ガスケット内部の掃除、チャンバー内などその他の掃除、手短に行って10−15分といったところでしょうか。

定期的に掃除をしていても時たまヤバイやつが取れたりします。
IQのガスケット 内に蓄積した炭化したゴミ
サイズ的には2-3mm程度でしょうか。炭化したゴミがガスケットの奥から取れたりします。

私自身、IQは毎日使っており、1日10セッションは使っています。1日1回は綿棒で掃除していても、たま~にこんなのが取れたりします。

メンテの手間はさておき、他のヴェポライザーで吸っている時、この炭化しているものはどこに消えているのでしょう……。

耳掃除やニキビつぶしなど、こんな類の掃除ってクセになりませんか?ガスケット部分は、デリケートな箇所なのでほどほどにすべきですが、耳掃除なんかに快感を覚える方は、きっとIQの掃除も苦では無いと思います(笑)

Davinci IQシャグポン加工

シャグポンを購入時の条件にヴェポライザー選びをしている人も多いのではないのでしょうか?

シャグポン不可な機種は、シャグの取り出しが面倒なだけでなく、かき出す際に細かいシャグ片・粉シャグがチャンバー内に残りがちで、どうしても掃除回数が増えたり、掃除にかかるてまが増えます。

Davinci IQに関しては、シャグポン出来ません。
チャンバー(加熱部)の内径よりも、出口近くのシリコンゴムの内径が小さく、シャグがそこに引っかかる事からシャグポンできなくなっています。

完全に自己責任の範囲ですがシャグポン加工を施すことでシャグポンが可能になるという口コミがあります(5chなど)。
davinci-iqのチャンバー上部のシリコンパッキンの出っ張りがシャグポンを阻害している
デザインカッターでチャンバー上部とパッキンの接続部の出っ張りを丁寧に削ぎ落とす加工をすることでシャグポンが可能になるようです。

IQは発売以降マイナーチェンジを施しているようですが、この部分はややキツくしていっているようです。(初期機種のほうがシャグポン可能だったという口コミがあります)

と、いうことはチャンバーとジルコニアボール間の気密を高めるためにパッキンを残しているようにも想像されます。

意味ある作り・メーカー側が意図的にパッキンを出っ張らせているとすると安易なシャグポン加工は微妙な気もします。
また、シャグポン加工によりメーカーの保証対象外になる可能性もありますので、あくまで自己責任で検討をお願いします。

これらの理由から私はシャグポン加工を今の所行っていません。

充電とバッテリー

充電時の注意点やバッテリーに関する情報を主に公式サイトを中心に調べてみました。

  • 充電時5V 3.1A上限(公式ACアダプターより)
  • パススルー使用可能(メーカー公式に記載があり)
  • バッテリーの脱着:フレーバーチャンバーを外す必要がある

1:IQのマニュアルや公式サイトには、充電時の明確なアンペア表記がありませんでした。
ただ、IQ対応の公式ACアダプターには、最大5V 3.1Aの表記がありました。ですので類推ですがDavinci IQは3.1A/5V(電流/電圧)までの充電に対応している可能性が高いです。ただ、公式に明記されていないので、1A対応のACアダプターの充電のほうが無難かと思います。ちなみにパソコンにUSBケーブルを本体に接続して、直接充電した場合、3時間程度経過しても充電が完了しませんでした。

2:取扱説明書にパススルーでの使用が可能と記載あります。

When battery is still in unit use provided micro USB cable to charge. You can also use your IQ while charging in this method.

3:バッテリーの脱着の際は、フレーバーチャンバーを取り外す必要があります。
IQのバッテリー脱着はフレーバーチャンバーを取り外してから行う
※バッテリーはプラス側が本体下側(チャンバー側)・マイナス側が上(マウスピース側)

IQ初期付属のバッテリーについて

IQに初期付属のバッテリーは、NCR18650GA(Panasonic製)と確認できますが、メーカー公式サイト上を調べても表記が見当たりませんでした。
davinci-iqに初期付属のバッテリーはNCR18650GA(Panasonic製)

WHAT KIND OF BATTERY DOES THE IQ USE?
The IQ uses a 3500mAh-18650 rechargeable battery.
Support > CenterIQ > VaporizerFAQ

外装・スペックから判断すると現在もNCR18650GAだと思われますが、バッテリーに関してトラブルの多い昨今、メーカー推奨と記載するのはリスクがあるので表記を辞めたのかもしれません。

18650サイズのバッテリーはVAPE(電子タバコ)でよく用いられますが、瞬発力を要するVAPEよりも継続的な電力を要するヴェポライザーにおいて、容量(3500mAh)を重視した結果このバッテリーが採用されていると想像されます。

ちなみにNCR18650GAは電気自動車のテスラでも採用されているバッテリーらしいです。

手持ちの18650バッテリー(VTC5 / 2600mAh)でIQを使用してみましたが、使用感としては問題なさそうですが、6セッション程度が限界でした。

体感値ですがVTC5の方が本体の発熱が弱いように感じました。

Davinci IQアプリ連携・アプリの使い方

Davinci IQはアプリ連携することでスマホから以下の調整が可能です。

  1. デバイス管理:現在温度の確認
  2. 加熱の開始/終了
  3. バイブお知らせのon-off
  4. LEDの消灯モード(ステルスモード)
  5. 摂氏華氏の切替
  6. スマートパスの温度管理

※アプリ連携はBluetooth接続で行いますが、IQが電源オフの状態でも、アプリから起動することが可能です。
ということは、常時スマホとBluetooth接続を行っているはずですので、スマホ/IQともにバッテリー消耗すると思われます。

ジルコニアボール外した・付かない:トラブル対応

IQのジルコニアボール(正式名称Pearl:パール?)って取り外したことありますか?

結論:ジルコニアボールは基本外さない!(たいして汚れない場所&シリコン製のネジ山が壊れそうだから)

ジルコニアボールの隙間に、少し汚れが隙間に溜まっていた&興味本位で引っこ抜いてみました。

、、、トラブりました。。。

ジルコニアボールの差込口はねじ切りがされていて、ジルコニアボールとシリコン製のネジ?のようなもので接続しています。

このシリコン製のネジへの差込みが難しいです。ジルコニアボールがもとに戻らず1時間位格闘した結果、解決しましたのでその方法を残しておきたいと思います。
IQのジルコニアボールを外してしまい、元に戻らなくなったときは、ジルコニアボールを少し引っ張りながら時計回りに回すと徐々にもとに戻る

  1. ジルコニアボールを少し力を入れてネジに入れ込む
  2. ネジが時計回りで閉まるので上から見て右回りにジルコニアボールをねじる
  3. ジルコニアボールを押し込むのではなく、ジルコニアボールを軽く引っ張りながら時計回りを続ける

言葉ではわかりにくいと思うのですが、差込みたい・差込みたい!と思うばかりでジルコニアボールをグイグイ押し付けていました。

IQのネジは、シリコン製のネジなのでグイグイと押し付けると左右に膨らみます。

左右に膨らむと、ねじ切りの力で進まなくなります。なので、先程の2が終わったら少し引っ張りながら、時計回りにひねると、シリコン製のネジが伸びて細くなるため、ねじ切りに沿ってジルコニアボールが徐々に進んでいきます。

うーん。言葉でも説明しにくいですし、写真でも説明できないですし、、、

とりあえず、IQのジルコニアボールが刺さらずに困ったら、少しネジにジルコニアボールが刺さった状態から、時計回りにひねっていきます。そのままでは進まなくなるので、少しジルコニアボールを上に引っ張りながら時計回りにねじ込むと徐々に進んでいきます。無理に押し込もうとしないことがコツです。

Davinci IQの使用感レビュー

使用感や喫味のレビューに移る前に、一般的に喫味の良いとされるヴェポライザーの特徴を列挙してみます。

喫味に定評のある機種として、Solo2、ArGo、Black Mamba(BLK)、PAX3、Firefly2、そしてDaVinci社のASCENT、DaVinci Vaporizer、そしてIQとこれらに共通する機構があります。

どのヴェポライザーにもチャンバー(加熱部)から口までの距離が遠い共通点があります。

加熱されたシャグから発生したミストが煙道で適度に冷却され、粉シャグの飛散/ニコ汁など喫味に悪影響を及ぼすものが煙道に留まることで、喫味がクリアになるのではないかと想像されます。以上の考察は、あくまで素人の比較検討ではありますが、IQのフレーバーチャンバー内の汚れを見る限り、かなりのニコ汁・粉シャグの飛散が確認できます。

もちろん、例外にあたる機種もあると思います。ただ、先程列挙した機種は、どれもチャンバーから口までの距離が物理的に遠い機構を採用しています。その他にも喫味に良い影響をもたらす機構も検討してみます。

喫味をよくする構造?
  1. チャンバーと口までの距離が遠い(煙道が長い)
  2. チャンバーの大きさ・深さ⇒シャグの容量
  3. 加熱の方式・加熱のムラのなさ

1は前出の通りですが、チャンバーの大きさに関しては、喫味の長持ちに影響すると想像されます。シャグの物理的な保有量は、当然ミストの発生源になるため、チャンバーの大きさは喫味そのものと喫味の持続力に影響するはずです。

A:加熱方式は機種によって様々ですが、シャグを一部分だけ加熱してしまうと、部分的なコゲに繋がり、喫味が悪化。
B:シャグ保有量が多いチャンバーであっても、シャグ全体が加熱できなければ、ミストを十分に発生させることができない。

AとBの兼ね合いが重要ということになりそうです。

大前提として、IQのようにボトム側にチャンバーを用意する機構は、掃除できるように作ることを前提にすると、難易度が高いのではないでしょうか。

これを安くつくる工夫が、Black Mamba(マウスピース内のガラスチューブ)にはありますが、総じてその他の安価なヴェポライザーは、チャンバーのスグ上にマウスピースがあります。

IQはシャグの味わいから角を取ったマイルドな喫味を実現し、10分間の長いセッションも持続する喫味が実現していると思われます。

IQ愛好家は

  • 透明感と立体感のある喫味
  • 透明感のある喫味と十分なキック感の両立
  • 10分間楽しみきれる喫味の持続力
このあたりを好んでいるように見受けられます。そして、外観のデザイン性、アプリ連携といった機能面と細部に至るまでの完成度の高さもIQの特徴です。

喫味の良さはもちろん、機種としての持つ喜び、ややピーキーなシャグ詰めとメンテの手間など悪い部分を含めて『Davinci IQ』は愛用されてきた。そんな経緯をもってしてIQは名機として長年ヴェポライザーユーザーに愛されてきているのではないでしょうか。

ちなみに、2018年秋に発売された新機種Davinci MIQROに関しては内部構造の改善が見られますが、コンパクトさを重視したことでヒーターが弱くなっており、喫味がやや劣っているとのレビューが散見されます。

MIQROの基本機構(ガスケット部の空間/掃除の行き届きにくい箇所を無くした)をIQの大きさで作ればいいのに、、、と思わなくもありませんが、IQよりも安価&コンパクト&省機能(主にスマホ)といったコンセプトを重視した結果なのでしょう。

Davinci IQオススメシャグと微妙なシャグ

どんな優秀なヴェポライザーであっても、相性の悪いシャグは存在しています。
その上で好みのシャグというのもあると思います。
本章ではIQと相性がいいと感じたシャグをご紹介していきます。

私自身の好みとしては、IQ以外の機種ではやや低めの温度帯(175℃前後)で使うことが多いです。
ただ、IQに関しては、やや高めの温度方が喫味がキープされやすいように感じています。

いつも使っている温度帯の、スマートパス3:199-210℃を基準として各種のシャグを使用しています。(別の温度帯を使用した場合は明記します)

チェ赤

チェ赤特有のやさしい甘みと酸味は薄めでやや物足らなく感じるものの、エグみがかなり抑えられており、非常に吸いやすいです。メンソール党の私にとっては、美味しいとされる非着香シャグでも強めのエグみが苦手場合も多いです。チェの赤はエグみが薄めで私も吸いやすい非着香シャグの一つですが、IQにおいては更にエグみが薄くなり、チェ赤をダラダラ吸って一番美味しいヴェポライザーがDAVINCI IQです。

スマートパス3で使用していると後半にチェ赤の酸味と苦味が少しづつ強くなってきてきますが、エグみは変わらず薄いままで楽しめます。

個人的にどのヴェポライザーよりもチェ赤を楽しめる機種がIQです。
非着香が苦手な方にもIQのチェ赤はオススメです。(といいますか、IQのチェ赤で苦手な人は非着香はほとんど無理なのではないでしょうか)

コルツクリアメンソール

コルツクリアメンソールは強めのメンソール感が特徴ですが、IQであればメンソール感はややマイルド目に。

もちろん、最初の1喫目は強めのメンソールとキック感に加え、後追いで優しいシャグの香り。喫味が5分以上継続し、強めのメンソールの後味に優しい甘みと酸味、そして緩やかな苦味が来る喫味が長く味わえます。
5分以降はミストが漸減するものの、喫味だけが残る不思議な体験をします。

バイオリン

強めのかつお節感や古書のような芳醇な香りが特徴的で、好みが大きく分かれるバイオリンですが濃密なミストと喫味が3分程度継続し、そこから+1分程度はやや酸味が強くなりつつ喫味が持続します。
その後は苦味が強くなりつつ、さすがに5-6分経過すると喫味は落ち着いてきます。

IQ自体長めに喫味が持続する機種ですが、湿度が高めなバイオリンはとても相性がいいように思います。

少しのスパイスとして、他のシャグと混ぜて使用しても◎

コルツライチ

他のヴェポライザーでもライチ感の強い喫味は最初1-2喫目のみですが、IQで吸うコルツライチに関しては加熱前半から着香の香りが薄く、残りも無着香のシャグの部分だけ出ているように感じました。これではコルツライチである意味がありません。

コルツライチのフレーバーが強く出て、長続きするのはSolo2やFENIXの方が優位性があります。

正直、IQでのコルツライチはあまりオススメではありません。

リモンチェッロ

レモンフレーバーに、軽めのバニラやシナモンを加えたようなフレーバーが特徴のリモンチェッロ。

他機種では着香がキツめで辛いシャグで全く進んでいないシャグでしたが、マイルドな喫味にするIQであれば楽しめるのではないかとスマートパス2で試してみました。

強めの酸味に後味でシナモンのようなフレーバーが突き抜けます。

爽やかさとまったり感の合わさった不思議な喫味が4-5分継続しますが、6分以降から更にミスト量も増えつつ、タバコ感が増した喫味に変化します。

7分目以降はミストも喫味も漸減します。

ストレートにはオススメしにくいシャグではあるものの、酸味が好きな方・シナモン感が好きな方にはオススメできそうなIQとの相性も悪くないシャグです。

個人的にはIQならまずまず好みなシャグ、他機種では全く手のつかなかったシャグです。

他機種とIQの比較

唯一無二の喫味を実現しているIQだと個人的には思っていますが、
各機種と比較しつつ、それぞれの良さと、IQ故の良さをピックアップしてみたいと思います。

FENIX

fexnixの外観
喫味はFENIXもそこそこクリアな喫味が出ますが、圧倒的にIQの方が奥深く透明感のある喫味と持続に関しては分があります。
FENIXの方が、初速の喫味とキック感はガツンときます。ただ、そのガツン感は短く、ストレートです。

IQはマイルドにじわじわと楽しむことができます。

また、FENIXの後半のエグみは苦味や雑味・シャグによってはプラ臭を多く含みますが、IQならずっと味わっていたい喫味に変化していきます。

私自身は、どちらの喫味の変化も好みですが、透明感と奥深さを残した味わいはIQに軍配が上がります。ですが、実売価格で言えば2万円程度の差があり、IQと2−3倍の喫味の差があるかと言われると疑問符が付きます。

結論としては、コスパ重視ならFENIXはかなりいい機種だと実感しています。

ただ、機種としての完成度、細部に至るまでのきめ細やかさという『持つ喜び』はIQの唯一無二の特徴であり、他機種に代え難い利点です。

もちろん、アプリ連携による好みの調整といったメリットもIQにはあります。

Solo2


喫味の瞬発力には定評のある機種。

コレでもかと長く使えるバッテリーの持ち。リボルバーの如き、ガラスチューブにシャグを詰め込んでおけばリロードは即時可能、シャグポンも100%でメンテナンス性も簡単と優位性はあります。

ただ、1回分のリロード(1回分のセッション)をトータルでじっくり味わうという視点ではIQに間違いなく軍配が上がります。Solo2に関しては喫味のピークはかなり短く、2分程度でピークを迎え、その後はエグみが強めになってしまいます。

そして何より、IQは街中使いが出来ますが、Solo2は勇気がいります(個人的感想)

職質上等!そんな気骨にあふれる方は気にならないかもしれませんが、小心者の私には無理です。

その点、IQは街中でもスタイリッシュにキマります。
カッと楽しむSolo2、ジワッとまったり楽しむIQそんな使い分けも良さそうです。

総論としては、喫味・汎用性などを加味するとIQに軍配が上がる人が多いのではないでしょうか。

とりあえずはIQと2機種を比較しました。ゆくゆく追加するかもです。。。

機種別の比較なんてのは、無粋の極みかもしれません。それぞれの機種に特徴があり、それを好み・愛する人がいるのですから。
ただ、それぞれの機種で購入を迷っていたり、次の機種を買う時に今持っている機種をベースとした比較は有用だと思っています。そのため、無粋とは思いながらも、他機種との比較を行っています。

Davinci IQ総論

喫味に定評のあるSolo2、ブラックマンバ、PAX3などと共通する機構としてチャンバー(加熱部)と口までの距離が物理的に遠い点が挙げられます。

この物理的な距離が、喫味をマイルドにし、粉シャグ・ニコ汁の飛び込みを予防する大きな要素だと感じています。
その結果、喫味の強さと味わいを両立する一見矛盾した要素を実現できる大きな要素です。

そしてチャンバー内のシャグの保有量も喫味に影響していると思われます。
ヴェポライザーは紙巻きのように葉を燃やすわけではなく、タバコ葉内部の水分を蒸発させたミストを吸う事になります。
シャグの量が少なければ、どうしてもミストの総量は減ります。その結果、中盤以降の喫味の衰えに繋がります。

また、加熱をシャグ全体にムラなく行き渡らせる機構というのも重要そうです。加熱ムラが生じれば、コゲたようなエグみに繋がります。IQはチャンバー下部のジルコニアボールがシャグを押し込みつつ、加熱時に全体的に熱を行き渡らせる事に寄与しているように思われます。加熱ムラをさせない(加熱方式・構造)+シャグの保有量+加熱部との遠さ+ニコ汁・粉シャグ予防がヴェポライザーの喫味に大きく影響していると想像されます。

透明感の高さと持続する喫味、そして機器の完成度と持つ喜びを刺激するDavinci IQは単純な価格で見てしまえば高価なことは間違いありません。ですが、いくつものヴェポライザーを渡り歩くよりもゴールとなる優秀な1台を購入したほうがトータルでのコスパはよくなります。メンテナンスの手間などIQにはデメリットもありますが、買って間違いない1台です。

Davinci/IQ