タバコの値上がり・増税対策にヴェポライザーなら1/5以下に!2020年以降の値上がりも予想

2018年10月に紙巻のたばことともに、加熱式タバコ(アイコス/グローなどを含む)のヒートスティックも増税されました。

この増税のタイミングでヴェポライザーにも注目が集まりました。

加熱式タバコであるアイコスやグローに関しては、これまでかなり税率が低かった現状があります。(税額が紙巻きと比較して14-78%程度)

ちなみに税率は安かった割に、アイコスやグローのスティックの実売価格は450円前後と紙巻たばことほぼ一緒の価格帯でした。となるとフィリップモリスなど各社にとっては、利益率のいい商品だったと想像されます。各種研究開発・製造コストが高かったと各販売元は明言していますが、、、

加熱式タバコの急拡大を背景に増税されてしまいました。
今までは、税率が低く差益分はフトコロに、増税後も利幅は同じ程度に残して、タバコ代に上乗せというのはなんだか納得いかない感が強いです。

、、、とまぁ、前置きが長くなってしまいましたが、たばこ税増税にはいくつかの仕組みと、2018年10月以降はアイコスなどの加熱式タバコに特別な段階的増税が進められています。

ひとまずの結論として2018年の増税後、2020年・2021年も加熱式タバコ(アイコス・グロー・プルームテック)、紙巻きタバコ、シャグ(葉巻たばことパイプたばこも)増税されるものの、ヴェポライザーを使えばタバコ代の節約に繋がります!

余談ですが、いっときはかなり見かけたIQOSユーザーも少し落ち着いたようで、紙巻きタバコに戻ってしまった人も多いのではないでしょうか?
紙巻きタバコの値上がり予想は、2020年10月に+20円、2021年10月に更に+20円の値上がりが予想されます。

たばこ税のざっくりとした解説と増税

ヴェポライザーのお話をする前に、簡単にたばこ税についてお伝えしておかないと分かりにくいのでザッと解説してみたいと思います。

大前提として、一般的に売られている『紙巻たばこの税率 = 本数単位』で設定されています。

財務省のタバコ税増税の資料の引用
※画像引用は財務省HP

分かりにくい表ですが、とりあえず表の一番右(図中青塗りの箇所)を見ていただければOKです。

12,244(13,244)
と表記がありますが、単位が1000本単位のたばこ税で、()のカッコ内が2018年10月の増税後の税率です。

MEMO
1本あたりのたばこ税が12.244円⇒13.244円に1円分値上がりします(2018年10月)

20本入りの紙巻きなら1箱あたり、20円増税され、実売価格はメーカー側が定め、財務省に申請を上げてから承認されるので、実売価格はそのまま20円値上がりではなく、商品単位で若干異なります。(値上がりは自販機の兼ね合いもあるからか、10円刻みのはずで、2020年に+10-30円、2021年に更に+10-30円増税されるはずです)

加熱式タバコ(アイコス・グロー・プルームテック)の税率がこれまで低かった理由

先程掲載した財務省HPのたばこ税に関する画像ですが、以下の表記(画像赤線の箇所)があります。

葉巻たばこ及びパイプたばこは1gを1本に換算する表記

(注)3.  葉巻たばこ及びパイプたばこは1gを1本に [中略] 換算する。

2018年10月までは、加熱式タバコ(アイコス・グロー・プルームテック)のヒートスティックやカプセルは、内包するタバコ葉のグラム単位で税率が決まっていました。

ちなみに2018年10月以前の税額から逆算(税額÷1gの税額12.244円)すると、、

  • プルームテック1箱の税額:34.28円⇒タバコ葉:約2.8g
  • グロー1箱の税額:119.99円⇒タバコ葉:約9.8g
  • アイコス1箱の税額:192.23円⇒タバコ葉:約15.7g

プルームテックの税額は5カプセル分ですので÷5をして1カプセル0.56g分のタバコ葉、最もタバコ葉が含まれていたアイコスで15.7÷20=0.785gとなります。

紙巻きのタバコは1グラム単位でなく1本単位のたばこ税なので12.244円に対し、加熱式で最も税率の高いアイコスであっても1本あたり、9.6円と20%以上税率が低かったことになります。(グローは1本あたり、約6円と50%以上税率が低かったことになります。)

となると、この税率の差額はメーカー側の利益になっていたはずです。

もちろん製造コストがかかったり、研究開発費もかかっているので仕方ないのかもしれませんが、爆発的な普及を目指すなら価格差をウリにすることも可能だったように思われて仕方ありません。(急なアイコスなどへの切替はタバコ会社にとっても、自社の利益を害する可能性がある、であったり財務省との駆け引きで極端に安い価格での売出しができず、同じ位の価格帯で売り出した、といったこともありえそうです)

結論は、『アイコスなどの加熱式は2018年10月の増税前までは、税率が低く、その差益はメーカー側の収益になっていた』ということになります。

この税率ですが、5段階の増税(1回目は2018年10月に実施済み)により、紙巻きタバコの7-9割に近づけることが確定しています。

しかもこの5段階の増税は毎年10月に予定されています。

当然、増税額=タバコの値上げ幅ではなく、価格内に一部内包したり、上乗せするため、実売価格に直結しない可能性もあります。

ただ、紙巻きのタバコが2020年と2021年に増税が確定しており、それぞれ1箱あたり20円ずつ増税される予定です。

現行のタバコの価格中央帯が500円程度なので実売価格で550円程度まで値上がりすることが予想されます。

そして、アイコスに関しても現行の価格が500円程度なので、2022年には紙巻きと同等の価格の550円まで値上がりすることが確実だと思われます。

ヴェポライザー(シャグ)の税率が低い理由

ヴェポライザーで使用するシャグと呼ばれるタバコ葉は、本来紙巻き用のタバコ葉として売られています。このシャグをヴェポライザーに入れて加熱することでミストを発生させます。原理的には、アイコスやグローなどの加熱式タバコとあまり変わりありません。

シャグ自体は、『葉巻たばこ・パイプたばこ』のカテゴリーに入れられています。

(注)3.  葉巻たばこ及びパイプたばこは1gを1本に [中略] 換算する。

先程の加熱式タバコの2018年10月以前と同じ状態です。

※もちろん、同じタイミングでシャグも増税、値上げがありました。
1g1本換算なので、ざっくり販売重量×1円が増税分で、実売価格も30-80円程度値上がりしました。

ヴェポライザーで節約になる理由
  1. シャグ1回の使用量は0.2-0.4g程度
  2. 紙巻きは1本1gのタバコ葉が入っていない

1回あたりの使用量が少ないから節約になる

ヴェポライザーで使用するシャグは、『葉巻たばこ及びパイプたばこ』にくくられ、たばこ税は1本単位ではなく、1g単位で設定されています。
ヴェポライザーで使用するシャグの1回分は0.2-0.4g程度
ちなみに、1回のシャグの使用量は、個人の好み、ヴェポライザーの機種の特徴(加熱スペース/チャンバー)の大きさの違いによっても異なりますが、
0.2g~0.4g程度です。画像は大きめのチャンバーを有するPAX3というヴェポライザーで使用時に測ったシャグの量で0.3gでした。

単純化するために1回のヴェポライザー使用時に使うシャグの量を0.5gだったと仮定してみます。

  • 紙巻きタバコ1本分のたばこ税:13.244円
  • ヴェポライザーで1回使用分のシャグ(0.5g)のたばこ税:6.622円
  • ※税率は2018年10月の増税後の数字です

この2つの対比でシンプルに税負担は半分です。更に半分の1回分のシャグ量が0.25g分だとすると税負担は1/4まで減ります。

これだけではありません。

紙巻きは1本1gのタバコ葉が入っていない

家に眠っていた試供品でもらったアメスピがありました。実測してみると、タバコ葉自体は0.5gしか含まれていませんでした。
タバコ(アメスピ)1本あたりの重量とタバコ葉の重量について
種類や保存状態によっても異なる可能性もありますが、シャグであれば1g:13.244円の税負担ですが、紙巻きは約0.5gのタバコ葉に対して13.244円の税負担ということになります。

タバコ葉1g単位の税負担もシャグは半分程度という結論になります。

これらの2つ(1回の使用量の少なさ×1g単位の税負担率の低さ)を掛け合さることで、1/4~1/5くらいの節約になるということになります。

シャグ1袋からの使用回数を概算

チェシリーズも掲載したシャグ一覧画像
メジャーで安価なシャグにチェシリーズがあります。(チェ・ゲバラとぼしき人物のパッケージ画像が特徴/画像右下)

2018年の増税後の販売価格は、25gで580円です。

平均的と思われるシャグの使用量0.25gと仮定すると1袋で約100回分で、1回あたり5.8円となります。

紙巻きのタバコは1箱500円前後×20本入りなので、1回あたり25円程度です。

平均的なシャグ使用量でタバコ代は1/4以下となります。

2019年以降のたばこ税の増税・値上げ予定(2020年-2022年)

今後の増税予定を確認してみると、本記事で言及したとおり、紙巻きは1本単位で1円ずつ増税予定です。そして、シャグに関しても同じタイミングで増税予定ですが、1g単位での増税予定です。となると、今後も税負担率自体はどんどん開いていくため、相対的にヴェポライザーを使用したほうが節約・節税になる結果となります。(前項目で記載したとおり、シャグの1g単位の税負担率の低さが拡大されるため)

紙巻きとシャグの増税予定はシンプル

タイトル通りシンプルです。
増税のタイミングで1本1円分(シャグは1g1円分)たばこ税が上がります。
タイミングは、2020/10と2021/10の2回予定されています。

単位 2018/9以前 2018/10 2019/10 2020/10 2021/10 2022/10
紙巻たばこ税 1箱(20本) ¥244.88 ¥264.88 ¥264.88 ¥284.88 ¥304.88 ¥304.88
増税額 2018年9月以前との対比 ¥20 ¥0 ¥40 ¥60 ¥0
製品価格 例:セブンスター ¥460 ¥500 ¥500 ¥520
予想価格
¥540
予想価格
¥540
予想価格

セブンスターを例示しましたが、現在の価格から2020年に+20円、2021年に更に+20円前後(合計40円=540円程度)の増税が予定されています。

単位 2018/9以前 2018/10 2019/10 2020/10 2021/10 2022/10
シャグ(チェ)のたばこ税 1袋(25g計算) ¥305 ¥330 ¥330 ¥355 ¥355 ¥380
増税額 2018年9月以前との対比 ¥25 ¥0 ¥50 ¥75 ¥0
製品価格 2019年以降は想定 ¥550 ¥580 ¥580 ¥600 ¥630 ¥630

シャグに関しても1g1円の増税なので1パッケージあたりの重量が大きいものほど増税額としては大きく見えますが、増税率はほとんど一緒になるはずです。

ご自身の愛用のシャグの料金に、重量(チェ25g/コルツ40g/ハイタバコ30g/バリシャグ40g)×1円=おおよその増税額×2回(2020年10月と2021年10月) の値上がりが予定されています。

アイコスなど加熱式タバコの増税は超複雑

財務省のサイトからの引用ですが、加熱式タバコの税率は、まず2018年10月に増税されましたが、以下の計算方法で増税されたそうです。

4.  加熱式たばこは、平成30 年10 月1日から「加熱式たばこ」の区分に分類され、平成31 年9月30 日までの間の本数換算は、次のイ~ハ の本数の合計本数による。
イ その重量(フィルター等を含む。)1gを1本に換算した本数に0.8 を乗じた本数
ロ その重量(フィルター等を除く。)0.4gを0.5 本に換算した本数に0.2 を乗じた本数
ハ その小売定価(消費税抜き)の紙巻たばこ1本当たりの平均価格をもって0.5 本に換算した本数に0.2 を乗じた本数

詳細な計算式は、財務省の別ページに記載があります。

加熱式たばこに係る課税方式の見直しについて

私の手元で判断できる数字を元にアイコスのヒートスティックで計算してみます。

A=15.7g×0.8=12.56
B=(14÷0.4g)×0.5×0.2=3.5
C=(425÷9.2)×0.5×0.2=約4.6

A+B+C=17.96 となりましたが、、、こちらの資料を確認すると1箱あたりのヒートスティックの換算本数は、15本らしいです。

ABCに代入している数字のどれかに間違いがあるのだと思います。。。

いくつかのニュースサイトを確認しましたが、
『たばこ税自体の増税は2018年から毎年5回繰り返される』、ただ『紙巻きの税率を上回る予定は無い』と、これらを総合すると、税率は紙巻きの7-9割程度にまで上げられる予定だと確認することができ、実売価格は紙巻きの価格と同等レベル(2021年に1箱550円程度)にとどまるのではないかと思いました。

ただ、製造コストや開発費用が嵩んだ場合、増税も相まって価格転嫁されて紙巻きタバコよりも高価になる可能性も多少ありえます。

要は、タバコメーカー自体が、加熱式タバコの利幅(税率の低さ)は、製品開発に消えている!と言いたいのでしょうが、財務省的にはもっと税率を上げるための綱引きをしており、その反面、匂いの軽減や健康面のリスクが少ない加熱式タバコは両者ともに推進したい、更には加熱式タバコだけ極端な値上りをしては利用者が減ってしまい元も子もないという双方の思惑と現在の環境がぶつかり合っている現状が見て取れます。

各種タバコの増税予定
  1. 紙巻きのタバコ(とパイプ用タバコ・シャグ):2018年と2020年と2021年に増税
  2. 加熱式タバコの増税:2018,2019,2020,2021,2022年に毎年増税
  3. 加熱式タバコの実売価格:毎年値上がりするかは不明

この加熱式タバコだけに採用されている増税の細かさは、折衷案の結果と思われます。

要は加熱式タバコは段階的(毎年+5年間で)少しづつ増税するから、タバコメーカーは企業努力で、製造コストと開発コストを段階的に内包して、『紙巻きのタバコと近い税率に近づけて耐える体質にしてね+販売価格もなるべく紙巻きタバコと近くしていこうね』というのが落とし所だったのでしょう。

とまあ、増税したいけれど勢いのある加熱式タバコに水を指すほどの値上げにメーカーが踏み込んでしまわないような折衷案を取ったというのが実情だと考えられるため、個人的な見解ではありますが、アイコスなどの加熱式タバコは2022年になっても販売価格は紙巻きと大差ない価格帯に収まるような調整をしていくという方向性だと考えられます。

以上から、アイコス・グロー・プルームテックの1箱単位の価格は、2020年に520円前後、2022年に540-550円前後の価格に値上がりすると予測します!

2018年から始まった加熱式タバコだけ、毎年連続の5段階の増税予定はタバコメーカー側への配慮という側面が強いと思います。最終的な実売価格は紙巻きタバコと大差無い結果になるはずです。

その反面、シャグ(葉巻たばこ及びパイプたばこ)の増税幅は今後4年間で上がりはするものの、紙巻きと加熱式と比較すると穏やかで、実売価格もそこまで上がらない事が予測されます。

シャグの利用が急拡大すると…??

フィリップモリス社の公表したデータで、全体のタバコの販売数の1割程度がアイコスのヒートスティックとのことでした。グローとプルームテックを足したとして約2割程度の利用者が加熱式に移行したことで、加熱式タバコも増税の狙い撃ちをされています。

ただ、加熱式タバコのスティックに関しては、税率が安くとも実売価格は紙巻きと同等に設定されていたため、差額の利益はタバコ会社が得ていたことになります。

ヴェポライザーの普及により、シャグの販売量が増せば当然目をつけられて狙い撃ちをされる可能性もゼロではありません。

しかもタバコに近いレベルで増税されるとアイコスなどよりも直接的な値上げになることも予測されます。(極端にたばこ税率の低かったプルームテックのカプセルの1箱分の販売価格は、紙巻き1箱分と大差なかった。これはタバコメーカーが利幅を伸ばしていただけで、短期的な増税を飲み込む余地があるはずです。シャグに関しては、利幅分は現在で確定しているはずなので、増税分はそのまま実売価格に価格転嫁されるはずです)

シャグの増税・値上げを使用と思った時、葉巻や手巻きタバコを楽しむ人にとっては、より大きな増税・値上がりに結果的になってしまいます。
(1回での使用量は、手巻き・葉巻・パイプはヴェポライザーよりも圧倒的に多いため)

これらを鑑みますと、シャグだけ狙い撃ちで増税・値上げをしていくことは、現時点では難しいように思われます。

シャグの増税と節約のまとめ
  1. 直近4年間はヴェポライザーでシャグを使えば、かなりの節約になるはず
  2. 節約幅は1日1箱吸っていた人で年間10万円以上の計算
  3. シャグ狙い撃ちの増税・値上げはそこそこ難しそう

と、言うことでヴェポライザー愛好家である私が書いているので、どこまでもポジショントークになってしまいますが、シャグの値上げ幅が穏やかなことは間違いありませんし、タバコ代を節約するならヴェポライザーに切り替えるメリットは間違いなく継続します。

もしご興味を持っていただけたのであれば、ヴェポライザーへの切替を考えてみていただけるとこれほど嬉しいことはありません。節約以外の趣味嗜好品としての楽しみも幅広いと思います!!