Arizer Solo2のレビューと喫味を維持する使い方のコツ

Arizer Solo II の使い方や相性のいいシャグを徹底レビュー!

奥深さと透明感のある喫味、そこに強めのキック感。矛盾するような要素の両立を実現しているヴェポライザーArizer Solo2(本家HP:Solo II – Arizer)。

ヴェポライザーのおおよその特徴として『強いキック感⇒エグ味が増しがち』だと実感している方も多いのではないのでしょうか。

強めのキック感を維持、喫味の奥深さ、この両面を実現するヴェポライザーはArizer Solo2の右に出る機種は当面なさそうです。

機器本体+ガラスチューブの無骨さなんて、なんのその。スタイリッシュさなら他のハイエンドに任せておけばいい。喫味こそがヴェポライザーの最優先課題だ!そんな質実剛健な紳士淑女にとって、Arizer Solo2は手元に置きたい1台になること間違いありません。

まずは主なSolo2の特徴をメリット/デメリットに分けてみます。

メリット
  1. 喫味の良さ・クリアさ
  2. メンテナンス性の手軽さ
  3. バッテリー持ち◎
  4. シャグポン可能
デメリット
  1. 喫味ピークの短さ
  2. ガラスチューブの取扱
  3. 見た目のインパクト大
  4. シャグ詰めはやや難あり

Solo2のハンドチェック

Arizer Solo2基本スペック/バッテリーについて

Solo2
ブランド名 Arizer
加熱方式 ハイブリッド
加熱温度範囲 50-220℃
加熱リードタイム 約35秒
セッション数 30回以上
セッション時間 5-15分
バッテリー容量 6800mAh
(3400mAh×2)
バッテリー交換 不可
サイズ 11.8×4.7×3.5cm
(チューブ除く)
重さ 211g
価格帯 約30000円
備考 セッション時間:1分刻み
温度範囲:1℃刻みで設定可能

海外のSolo2分解記事を確認した所、Panasonic製の18650(3400mAh、7.2V)×2のバッテリーを積んでいるようです。ロットによって異なるかもしれませんが、6800mAhとかなり大容量なバッテリー容量を実現しています。

使用条件(設定温度、1回のセッション時間)によっても大きく左右されますが、1回の満充電で30-40セッションも耐えるバッテリー容量はヘビーにヴェポライザーを使用する人でも安心です。デメリットとしては、バッテリー交換は不可です。バッテリー交換可能なArizer社のヴェポライザーを選ぶなら:ArGo (Arizer Go)のレビューと使い方

Solo2同梱物一覧
Solo2本体、充電器、ガラスアロマチューブ(90mm,110mm)、ガラスアロマ皿、キャリーケース、かき出し棒、ステンレスフィルタースクリーン×4、ラベンダー、取扱説明書(英語/フランス語)、ステッカー
Solo2の同梱物一覧
細部に至るまでコダワリを感じる丁寧な作り!……ですが、キャリーケースだけしょぼいんですよね。。。
Solo2に初期付属のキャリーケース
一昔前のポケベルケース風のデザインに、100均レベルの作りです。まぁ仕方ない。私はSolo2を室内専用機にしているのであまり気になりませんが、外使いの方はガラスアロマチューブのスペアと何らかのケースは購入したほうがよさそうです。

Arizer Solo2の使い方

Solo2は日本語対応の取扱説明書がありませんので、基本の使い方からシャグの詰め方のコツまでご紹介していきます!

  • Step.1
    シャグ詰め
    Solo2のアロマチューブとシャグ詰めをしたチューブの画像
    シャグの適量は↑くらいでしょうか。優しくチューブに詰め込むくらいがベストです。欲張ってギチギチに詰め込むとシャグの旨味やフレーバーが飛んでしまいます。

    ※ガラスチューブをシャグを詰めた状態で複数持ち歩けば、都度シャグ詰めせず使用が可能です。

  • Step.2
    ガラスチューブを差し込む
    シャグがこぼれてしまう場合があるので、本体を逆さまにしてガラスチューブに差込みます。

    初回使用時のガラスチューブの差込口はかなりの硬さです。以下画像程度まで差し込みが可能ですが、もし差込みが困難な場合、本記事後半のトラブルシューティングをご参照ください。

    ガラスチューブがどの程度まで入るか最初のうちは不安かもですが、写真にすると↓くらいまで刺さります。
    solo2のガラスチューブがどのていどまで差し込めるかの解説画像

  • Step.3
    エアフロー調整
    ガラスチューブの差込み具合でエアフローの微調整が可能です。以下の画像は、ガラスチューブが一番奥まで刺さった状態で、これが『最もドローが重い状態』です。

    Solo2のドローを軽くする方法を図解
    反対に、↑の方向に緩めると『ドローが軽く』なります。
    ↑の方向に緩めすぎるとガラスチューブが抜けてしまうので、ほんの1-2mm程度の調整幅ですが、ドローの重さ/軽さは大きく変化します。

    もっと重くしたい場合は、シャグを多めに詰めれば、かなりの重さまでドロー調整が可能です。重めに調整すればタバコ吸いも可能な重さです。

  • Step.4
    電源オン
    メインボタンと▲ボタンを同時押し+長押し(4-6秒)でビープ音と共に電源オン。
    solo2の電源オンの方法はボタン2つ押し
    6秒カウントダウン後、スタンバイ状態に切り替わります。現在の温度が表示されています。

    ※電源オン:即時加熱開始されません

  • Step.5
    加熱開始
    ▲/▼/メインボタン:いずれかを押すと加熱が開始。
    ▲/▼:好みの温度に調整可能(50-220℃/1℃刻み)

    ※加熱完了時のお知らせはありません。
    ※残りセッション時間の表示もありません。

  • Step.6
    加熱の強制終了
    メインボタンの長押し:加熱中でも途中中断、電源オフが可能。

  • Step.7
    セッション終了
    設定時間に達すると、ビープ音と共に自動で電源オフ。

    ※セッション時間:5-15分から設定可能

  • Step.8
    シャグ抜き・使用後の掃除
    本体をさかむけにした状態で、チューブを抜き、そのまま灰皿などにシャグを落とします。
    Solo2は100%シャグポン可能
    セッション終了直後のチューブはかなり熱いので触らないようにしましょう。

    かき出し棒が初期付属していますが、基本的には使わず掃除できます。

    10セッション程度はメンテナンスフリーです(シャグポンのみ)。
    ※ガラスチューブの掃除方法は以下のメンテナンス方法をご参照ください。

Solo2の掃除・メンテナンス方法・トラブル対応

主な掃除箇所は、本体(チャンバー内)とガラスチューブの2箇所です。

本体チャンバー内は、定期的に綿棒などで拭き取りつつ、汚れが強くなった場合は消毒用エタノールを綿棒に軽めに浸して軽く拭いてあげればOk。

ニコ汁、シャグの水分の殆どはガラスチューブ側に付着し、チャンバー側にほとんど付きません。Solo2使用後のシャグもカラっとしていることから熱の回りがよい機構なのだと思われます。

※チャンバー底部に存在している4つの通気口のその更に下には基盤があるため、水分が内部に落ちると基盤に届く可能性があります。エタノールなども、ベチャベチャにして使わないほうが無難かと思います。

ガラスチューブの掃除は、綿棒などが届かない長さなため、物理的な拭き掃除は困難です。
ジップロックなどにイソプロピルアルコールや消毒用エタノールに浸して10秒ほどすすぐだけでスッキリキレイになります。
Solo2のガラスチューブをエタノールで洗浄する画像
そのまま自然乾燥でも良さそうですが、私は水で軽く洗いでから乾燥させてメンテ終了にしています。
おそらく水のすすぎをしない方が乾燥は早いと思います。

※このガラスチューブのメンテは10-15喫に1回程度で大丈夫なので1日使用くらいは問題なく使えます。

ドロー調整と喫味を維持するコツ

Solo2のドローを軽くする方法を図解
この画像はガラスチューブが最大限刺さった状態ですが、ここから1-2mmチューブを矢印方向に抜くことでドローが軽くなります。

後半の喫味を維持するコツ

solo2は喫味の濃厚さ+クリアな味わい+キック感と一見矛盾する要素を両立しています。
その反面、ピークが短い機種特有のデメリットがあります。

先程も記載の通り、ドローの微調整は「ガラスチューブの差込み具合」で調整可能ですが、喫味のピークを長持ちさせるコツとして、加熱使用後1分くらいから、ドローを軽めにしたうえで温度をご自身でよく使う温度帯に+10℃くらいしてあげます。

たったこれだけです。
こうすることで喫味のピークが+1分ほど伸びます。
こうすると喫味のピークが2-3分ほど楽しめます。

特に着香系のフレーバーは普通に使ってしまうとフレーバーが薄れやすいので、ドロー調整をすると着香系のフレーバー維持が可能になります。

各種機能面の設定方法

solo2の電源オンの方法はボタン2つ押し
Solo2のボタンは、▲ボタン、メインボタン、▼ボタンの計3つです。

メニューの切り替え:メインボタン

スタンバイ状態(電源オンの状態)からメインボタンを押すごとに各種設定が切り替わります。

やや使い勝手が悪い部分として、スタンバイ状態からどれかのボタンを押すと、加熱がスタートしてしまいます。

実質的に、『加熱中にしかメニュー内の設定変更が不可能な仕様』となっています。(設定だけ変更できず、加熱が始まってしまいます)

各メニューの詳細

上から順に「メインボタン」を押すごとに切り替わります。
それぞれの項目(1-5)で↑↓を押すことで設定します。

  1. 効果音:Off/Low/Med/High
  2. セッション時間の設定:5/6/7/8/9/10/11/12/13/14/15(分)
  3. 摂氏華氏:℃/F
  4. ディスプレイの明るさ:Low/Med/High
  5. 電源オンまでの長押し秒数:4/6/8(秒)

②のセッション時間の設定はスタンバイ状態も含むようで、電源オンの状態で加熱をせず、放置していても設定の時間が経過すると自動でオフに切り替わります。
⑤の電源オンまでの切替で、「↑+メインボタン」を押す秒数を切り替えることができます。せっかちな私は4秒に切り替えました。

Arizer Solo2の充電は専用ACアダプター

専用のACアダプターが初期付属していますので専用外のアダプターは使用しないほうが無難でしょう。
ACアダプターのジャックをSolo2本体に差し込むとビープ音と共に充電開始
ACアダプターのジャックをSolo2本体に差し込むとビープ音と共に充電開始、LEDディスプレイに充電中のアイコンが表示されます。

ガラスチューブが刺さらない場合の対処法

初回使用時、特にガラスチューブが刺さりにくいです。別途ペラの初回使用時の注意マニュアルが封入されています。
solo2の別紙マニュアルに初回使用時にガラスチューブが刺さりにくい場合の対処法が記載されている

FIRST-USE INSTRUCTIONS
The Glass Aroma Tubes may fit tightly in the unit at first, but the fit will loosen up after some use for optimal air flow and efficiency. if you are finding it difficult to insert the Glass Aroma Tubes into your unit please do the following:

– Turn on the unit and set the maximum temperature
– Let the unit run for full cycle
– Align the Glass Aroma Tube with the heater and firmly press the Glas Aroma Tube into place

ざっくり意訳すると
ガラスアロマチューブは最初刺さりにくい(きつい)場合がありますが、使用を繰り返すことで緩和されます。もし、ガラスアロマチューブが刺さりにくいと感じる場合は以下を試してください。
– 電源オン、最高温度に設定(↑+電源ボタン同時押しでオン、↑を連打して220℃に設定)
– 最大使用分数に切り替えて使用してください(加熱時間を15分に切り替え)
– ガラスアロマチューブを所定の位置に差込みます

私は↑を試さずガラスアロマチューブを差し込めましたが、そこそこ硬かったです。
初回使用以降は硬さも緩和されました。

Arizer Solo2で試したシャグ

Solo2はチャンバー内も汚れにくく、シャグも選ばず使いやすい傾向があります。

コルツライチ

ライチの爽やかなフレーバーと優しい酸味が特徴のコルツライチですが、ヴェポライザーによってはフレーバーが飛んでしまいやすいシャグだと感じています。デリケートなシャグであるものの、Solo2であればフルーティーさが持続します。あまりフルーツ系の着香が好みでない私でもSolo2+コルツライチは常喫しています。1対1でコルツクリアメンソールを足しても◎

Solo2こそがコルツライチを最も長く、嫌味なく喫味を維持するヴェポライザーなのではないかと感じています。(次点はFENIXがコルツライチと相性いいと思います)

バイオリン

ウイスキーやブランデーのようなお酒感のあるフレーバーに、濃厚なミストが特徴的なバイオリン。Solo2では特にお酒感が矢面に立ち、燻したような・かつお節のようなフレーバーは控えめになって、より万人受けしやすい喫味になります。後半は酸味がやや矢面に立ちウイスキーの余韻を楽しんでいるときのような喫味を楽しめます。バイオリン自体がコルツライチとも相性がよく、1対1で混ぜるとトロピカル系のカクテル(チャイナブルー)のような風味になります。

コルツクリアメンソール

常喫のシャグです。慣れ親しんだ喫味のコルツクリアメンソールもメンソール感はやや抑えめに、透明感の高いシャグ本来の甘みと酸味が広がります。ややピークは短い印象です。正直、強めのメンソールのコルツクリアメンソールは、もう少し焦げ感の強めのヴェポライザーの方が相性が良さそうです。

チェ赤

実はチェの赤は、個人的に後半があんまり好きではありません。焦げ感やエグみが強くなると好みじゃないんですよね…。
Solo2で吸うチェ赤は、濃厚でありつつも嫌味のない喫味に加え、中盤からの優しい酸味が全面に来た喫味、中盤以降はフレーバーが落ち着き優しいタバコ葉の甘みが中心のフレーバーになるため、焦げ感やエグみを感じずチェ赤を楽しめます。ただ、ガツンとタバコ感の強い喫味を期待するとやや力不足かもしれません。

チェ黒

1喫目はやや強めの鰹節感。2喫目以降はチェ黒の香ばしさの奥に軽めのメンソール感と優しい煙草葉の甘みと酸味を感じます。
機種によってはややエグみが強くなりがちなチェ黒もクリアな喫味をキープしたまま楽しめます。

以上です!
トランシーバーさながらの様相は、無骨に戦場を生き抜いてきた野武士の刀ような佇まい。
日を追うごとに肩身が狭くなっている喫煙者にとって、外出先の喫煙所、会社の喫煙室などでおもむろに取り出すには抵抗のある筐体である事は間違いありません。

更には天空をつんざくが如きガラスチューブ。

喫煙者はもとより、非喫煙者であれば超絶怪しい印象を持たれる事まちがいありません。
世間などクソくらえ!自分の愛でる物を使って何が悪いのでしょうか。

とはいえ、趣味嗜好品である以上、しかも大人の趣味嗜好品のヴェポライザー、その中でも特徴的な外観のSolo2は、どうしてもTPOを選ばざるを得ません。

使えるシチュエーションは、自宅や車内などプライベート空間に限られるかもしれません。

ですが、、、
喫味にこだわる方でヴェポライザー選びに迷っている人、喫味を追求したい人、いくつかのヴェポライザーを使ってみたもののしっくりこない人、そんな方々に一度はお試しいただきたい1台です。

私自身、とにかく喫味を重視した1台を吟味した結果、Arizer Solo2にたどり着きました。(日本国内の情報はもちろん、大手掲示場、海外レビュー(動画・記事)、海外販売サイトの評価を吟味)Arizer GO(ArGo)も気になるところだったのですが、喫味がやや劣るとの事だったので見送りました。ゆくゆくはArGoも比較してみたいと思っています。⇒実際に購入しました:ArGo (Arizer Go)のレビューと使い方
Arizer-goはsolo2のデメリットを補ったステルス性のたかいヴェポライザー

ArGoの特徴としては、ガラスチューブが本体内に格納される(ステルス性が高く、チューブを割ってしまうリスクを軽減)、8.3×5.7×2.5cmとコンパクトなボディにバッテリー交換可能などSolo2の欠点を補った仕様になっています。ただ、喫味と加熱リードタイムが長く、バッテリー容量が少ないなどデメリットもあります。

総合的に判断してSolo2を選びました。

Arizer Solo2の購入

Arizer Solo2は、楽天やAmazonでは売られていません。
本家Arizer社では定期的に30%オフで販売されている場合もありますので、海外通販や英語でのやり取りに問題がない人であれば本家での購入でOKだと思います。
本家HP:Solo II – Arizer

国内販売であれば、初期不良の対応もあるヴェポナビなどでも購入可能です。
ヴェポナビ:Arizer solo2 portable vaporizer